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虹の原特別支援学校高等部対馬分教室が環境スタディ実施

虹の原特別支援学校高等部対馬分教室が環境スタディ実施

虹の原特別支援学校高等部対馬分教室が7月1日に海ごみ授業を行い、7月7日に海岸清掃を実施しました。

今回SDGsをテーマとした学習をしている中で、生徒が海ごみに興味を持っていることがわかり、対馬の海ごみ対策事業を行っている一般社団法人対馬CAPPAに依頼をし、海ごみ授業と海岸清掃を行うことになりました。

7月1日の海ごみ授業では、対馬市の海ごみ対策、海ごみの種類、海ごみの処理と有効利用について学びました。

授業内でトランクミュージアムという実際に対馬の海岸で拾った漂着物を展示してあるトランクを見ると、生徒たちは興味津々で、さらに海ごみに関心をもったようでした。

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7月7日の海岸清掃では、椎根海岸で1時間ほど清掃を行いました。種類別に回収して、まずはペットボトル、次にプラスチック類、最後に漁網という順番で回収していきました。以前その海岸では対馬高校の生徒70名ほどで海岸清掃を行ったので、ごみが少ないかなと思っていましたが、集め始めてみると袋いっぱいにペットボトルを全員集めてきました。

生徒たちは事前に授業でどんな海ごみが流れてくるかを勉強していたので、実際に海岸に落ちているあなご筒のふたや韓国や中国から流れてくるペットボトルを見つけて本当に流れてきていることを確認していました。

清掃後は小茂田浜に移動して、ペットボトルの国別分類を行いました。ペットボトルの国別分類は、ラベルやキャップに書いてある文字やバーコードの番号から国を特定し、それぞれの国から何本ペットボトルが流れてくるかを計測する調査です。

対馬には韓国や中国のペットボトルが多く流れてきていて、ハングルや漢字を見つけて仕分けをしていきました。

東南アジアの国のペットボトルも流れてくるので、そういうものはバーコードの国番号から判断し、ベトナム、マレーシア、インドネシアなどから流れてきているのを特定しました。

今回の海ごみ授業と海岸清掃を通して生徒たちの海ごみへの興味関心がさらに高まり、将来の対馬のことを考えるきっかけになったら良いなと思います。

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